イスラエル国防軍がガザ北部に向かう装甲車輌の進行状況を公開しました。同時に、テルアビブを飛び立った飛行機がダゲスタン共和国に到着し、現地住民が「ユダヤ人乗客」の捜索を行っています。
今のところ海岸沿い以外の状況はよく分かっていない
2023年10月26日からイスラエルはガザ北部への地上侵攻を開始しました。イスラエル国防軍のハガリ報道官は10月28日の朝、「ガザ地区に侵入した部隊は現在も現地に留まって戦闘を続けている」と明かしました。さらに、「侵攻規模の拡大」を示唆し、幾つかの視覚的証拠が登場しました。
- Ⓐ=イスラエル軍がガザ北部へ侵入する様子
- Ⓑ=イスラエル軍がガザ北部へ侵入する様子
- Ⓒ=イスラエル軍がガザ北部の海岸沿いを進む様子（正確な位置は不明）
- Ⓓ=イスラエル軍がガザ北部のリゾート施設に国旗を掲げる様子
- Ⓔ=イスラエル軍がガザ北部のリゾート施設に国旗を掲げる様子（別バージョン）
さらに、イスラエル国防軍は「ハマスの戦闘員がエレズ検問所付近のトンネルから多数出てきて交戦した」「ジキム近くの海岸線でハマスの戦闘員が確認され交戦した」と発表しています。ただし、衝突地点の正確な位置は分かっていません。
「ベイトゥ･ラヒア、ベイトゥ･ハノウン、シェジャイヤでイスラエル軍と交戦した」とハマスは発表し、イスラエル軍の装甲車輌を破壊する映像も公開しました。しかし、撮影位置が特定できないため、「海岸沿い以外の状況」は謎です。
また、テルアビブを飛び立った飛行機がダゲスタン共和国のマハチカラ･ウイタシュ国際空港に到着しました。これを知った現地住民が「ユダヤ人乗客」を捜索している映像も登場しました。
この群衆はユダヤ人乗客を見つけて殺害するつもりで、ロシア当局は治安部隊を派遣して群衆の排除を試みているようです。
ハマスとの戦いは続いています。イスラエル軍がガザ地区内で国旗を掲げる映像が登場し、イスラエルは地上侵攻の規模を拡大しました。一方、ハマスは全パレスチナ人捕虜の解放を要求しています。現在、イスラエル軍は限定的な地上侵攻を実施しており、本格的な侵攻はまだ流動的な状況です。
ガザの病院爆発に関しては、イスラエルはイスラム聖戦のロケット弾が落下したと主張しています。
※アイキャッチ画像の出典：צבא ההגנה לישראル
