池袋暴走事故の遺族に殺害予告、保険会社が損害賠償を支払う

池袋母娘死亡事故の実況見分に立ち会う飯塚幸三受刑者(中央)

東京・池袋で起きた乗用車の暴走事故で妻と娘を失った遺族の松永拓也さんが、27日に高齢ドライバー側に1億4000万円の損害賠償を命じた民事裁判後、誹謗中傷や殺害予告を受けたことを報告しました。松永さんは「民事裁判の損害賠償は飯塚氏が支払うのではなく、飯塚氏が加入していた損害保険会社が支払います」と説明し、理解を求めました。

遺族への脅迫の連鎖

松永さんは28日夜、X(旧ツイッター)で、誤った認識に基づく批判や誹謗中傷、更には身の危険を感じるほどの連絡が来たことを明かしました。松永さんは「警察に対し、匿名で私への殺害予告が来ました。『歳のいった飯塚にお金を払わせるのはおかしいので、近いうち松永を殺す』という旨の予告です」と述べました。再度、民事裁判の損害賠償は飯塚氏ではなく、飯塚氏が加入していた損害保険会社が支払うことを説明しました。

信頼のお願い

29日朝、松永さんは報道関係者に対し以下の要望を伝えました。

  1. 飯塚受刑者は自賠責・任意保険に加入していた。
  2. 民事裁判確定し報道された金額は保険会社から支払われる。
  3. 飯塚受刑者個人との直接金銭のやり取りは無い。

松永さんはフォロワーから心配する声が寄せられる一方で、「見出しだけで早合点して中傷したんでしょうね。自動車保険から支払われるを忘れて」「なんでこんなことをわざわざ発表しなくちゃいけないんだ。松永さんが可哀想だ」「少しでも苦しみが早く減りますように」という声もありました。

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