2019年「渋谷の誇りに」→2023年「来ないで」は手のひら返し? 若新雄純「渋谷区は群集心理をわかっていない」 ハロウィンのあり方は

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ハロウィンが近づく中、渋谷区は自粛を呼びかけています。渋谷区の長谷部健区長は、動画を通じて路上喫煙や路上飲酒などの迷惑行為を慎むよう呼びかけ、駅前には「渋谷はハロウィーンイベントの会場ではありません」と日本語と英語で書かれた大きな看板も掲げられました。地元の飲食店も対策を講じることが決まっています。

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渋谷のハロウィンは10年ほど前からメディアで注目を浴びるようになりましたが、近年はゴミ問題や路上飲酒、暴力沙汰などのトラブルが頻発し、負の側面が問題視されるようになりました。5年前には軽トラックを横転させ逮捕者が出る騒動もありました。そのため、規制の強化が進められていますが、渋谷区は企業と協力して、バーチャル空間の渋谷でハロウィンフェスを開催し、イベントへの参加を呼びかけています。また、池袋ではコスプレイベントを推進するなど、街での騒ぎを避けるアプローチも進んでいます。このような状況を踏まえ、日本のハロウィンイベントのあり方と未来について、『ABEMA Prime』で考えられました。

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ハロウィンイベントに参加したことがある会社員のゆみさんは、大学生の時に渋谷のハロウィンが最も流行っていた時期で、1年生から4年生まで毎年コスプレをして参加していたそうです。ただし、その間にも状況は変わり、4年生の時にはコスプレをしていない人も観光客として訪れ、盗撮事件も起きたとのことです。最初は楽しめていたものの、最後のほうは危険な思いもしたといいます。

編集者・ライターの速水健朗氏は、「メディアが取り上げるようになったのは2014年頃です。それ以前は参加者の質も高かったのですが、2015年頃からは情報に疎い人々が増えてしまいました。渋谷のハロウィンは、かつてはリア充が集まる場所でしたが、今ではリア充を見に行く場所に変わり、見るべきリア充がいなくなり、見学者が見学者を見学するような状況になってしまいました。もはや中身はなく、「今さらダサいよ」と伝えるほかありません」と現状を憂いています。

渋谷のハロウィンは、以前と比べて大きく変わってしまったと言えるでしょう。コロナが明け、規制がなくなった今年のハロウィンにはどのような光景が広がるのか、注目です。

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この記事は日本ニュース24時間提供です。