侵攻630日目、ザポリージャ方面とドニエプル川沿いの動き

ザポリージャ方面のウクライナ軍がノヴォプロコピフカ北郊外に到達し、ドニエプル川沿いの戦いではロシア軍が対応に追われているとの報告があります。

「ロボーティネからの南下が再開された」と主張するのは時期尚早

ザポリージャ方面のウクライナ軍は9月下旬にベルベーヴ西郊外の防衛ラインを突破し、ノヴォプロコピフカ集落に到達しました。しかし、これ以上の進展は確認されておらず、ベルベーヴ方向のウクライナ軍は一部押し戻され、ロシア軍が両拠点を支配しています。

出典:GoogleMap ザポリージャ州の戦況
(出典:GoogleMap ザポリージャ州の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能))

この地域の戦闘は続いていますが、決定的な進展は見られません。ノヴォプロコピフカ北郊外ではロシア軍がウクライナ軍の装甲車輌を破壊する様子が報告されました。しかし、「ロボーティネからの南下が再開された」と主張するのはまだ早いでしょう。

また、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは、ウクライナ軍がザポリージャ方面での前進を諦めていないと主張していますが、視覚的な証拠はまだ出ていません。

出典:GoogleMap ヘルソン周辺の戦況
(出典:GoogleMap ヘルソン周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能))

ドニエプル川沿いの戦いについては、RYBARはロシア軍が砲撃を行っているにもかかわらず、クリンキーの敵を掃討できていないと指摘しています。ロシア軍は他の地域から部隊を移動させたり、予備戦力を投入する必要があります。ウクライナ軍はペルボマイスキー島、ノーバ・カホフカ、ゴルノスタエフカ~カイリー~ヴァシリフカの3方向に上陸する計画を持っていますが、左岸で何を達成しようとしているのかはまだ不明です。

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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС Уクラїни

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