「糸引きマフィン」が突然の閉業…返金対応のSNS削除で大混乱 保健所が異例の指導

食中毒を引き起こした疑いがあるマフィンを販売した東京都内の店が、商品回収の情報を公開するSNSを突然閉鎖しました。対応の不適切さから、保健所が指導する事態となっています。

糸引きマフィン

5日間で3000個は「かなり無理がある数字」

マフィンの購入者は、「栗とマフィンの生地の周りが濡れていて、ひと口食べただけで、それ以上は吐き気がして…」と体調不良を訴えました。

提供されたマフィンは、3000個ものマフィンを最長5日間、クーラーで温度管理した室内で保管されていたそうです。

しかし、たった1人で5日間で3000個ものマフィンが作れるのでしょうか?都内のマフィン専門店の方は、次のように話しています。

HanaMuffin代表 片山靖弘さん:「ちょっと、考えられない数字です。1人で作るには、かなり無理がある数字なのかなっていう気が…徹夜してもなかなか難しい…」

目黒区保健所の担当者も、「商品を保管する冷蔵庫については3000個が入るサイズかといわれると難しいという感じでした」とコメントしています。

連絡先として使用のSNS…突如、削除

返金対応のために連絡先として使われていたSNSが突如削除されました。

厚生労働省は、リコール情報の届け出を義務付けていますが、そこに記載された「回収」に必要な情報の削除に保健所は困惑し、異例の指導を行いました。

目黒区保健所の担当者:「通常、保健所は回収方法に言及しませんが、突然、連絡先が消えてしまうと購入者が不安になると思い、早急に新たな連絡先の準備をしてほしいという話はしました」

店側はSNSの削除後、インターネット上で「当店は閉業しており、営業再開の予定はございません」と説明しています。

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