大麻グミを食べて体調不良を訴える人々が相次いでいる問題で、厚生労働省の麻薬取締部が名古屋の店舗に立ち入り検査を行いました。この問題について、店主が実態について語りました。
大麻グミを販売する会社の製造工場に立ち入り検査
厚生労働省の麻薬取締部は、大麻グミを販売する会社の製造工場に立ち入り検査を行いました。その結果、大麻由来の成分に似せた合成化合物「HHCH」を使用したグミが見つかり、製造・販売の停止命令が出されました。
店舗にも立ち入り検査が行われる
厚生労働省の麻薬取締部は、大麻グミを販売する店舗にも立ち入り検査を行いました。この検査では、グミの在庫などが確認され、会社の代表も姿を見せました。
大麻由来成分が指定薬物に正式指定される
厚生労働省は大麻グミを巡り、大麻由来の成分に似せた合成化合物・HHCHを正式に「指定薬物」として指定しました。これにより、12月2日から所持や流通、医療目的などを除いた使用が禁止されます。
厚労省の麻薬取締部は全国各地の大麻グミ販売店舗に立ち入り検査を行い、グミやクッキーなどを回収しました。立ち入り検査は名古屋市中区の店舗でも行われました。
店主のコメントに切なさが漂う
立ち入り検査が行われた当日夜、店主が取材に応じました。
店主の打田さん:
「いきなり7人くらい大人が入って来て、強めの口調で『調べさせていただくよ』と言われたので、かなり驚きました。とりあえずここを全部見て、今ある商品をすべてチェックしてみたいな」
立ち入り検査では、大麻グミと同じ成分を含むクッキーなどの7製品13点が回収されたとのことです。麻薬取締部は回収した製品の検査結果を通知するまでの間、店の販売を停止するよう命令しました。
店主の打田さん:
「切なすぎますね、いきなり来て全部商品がなくなってしまうのは。お店としても困りますし。商品が売れなくなるんだったら、もうちょっと前からセールして売りさばきたかったですね」
今後の対策に期待
厚生労働省は、法の網をかいくぐる「いたちごっこ状態」を解決するため、この問題を包括的に対応するために、今後類似する化合物についても指定することを検討しています。
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