「クマ被害の自粛要請、秋田県が撤回…猟友会「20日で冬眠」」

新鮮な記事をお届けします!秋田県はツキノワグマの被害について、狩猟自粛要請を取り下げることを決定しました。猟友会は「あと20日くらいで冬眠」と述べ、自粛要請の撤回を求めています。

クマ被害を受けた秋田県、狩猟自粛要請を撤回

秋田県は、個体保護のためにクマの狩猟自粛を求めていましたが、狩猟数の上限を100頭から200頭に引き上げることを決定しました。これにより、狩猟は25日から再開されることになります。この方針転換は、県野生鳥獣保護管理対策検討委員会の議論を踏まえたものです。

秋田県猟友会の反発

秋田県は、今年度の狩猟期間中の狩猟数を100頭に設定していました。しかし、狩猟数が上限に達する見込みとなったため、県は自粛要請を行っていました。これに対し、県猟友会は県の狩猟強化姿勢の一転などに反発し、自粛要請の「即時撤回」を求める意見書を提出する方針を示していました。

狩猟継続の必要性

緊急で開かれた検討委では、今年はクマの被害が「とにかく異常で災害級の事態」であるとの見解が一致しました。県はクマによる人身被害や農作物被害が続いていると判断し、狩猟の継続が必要と判断しました。追加で設定された100頭の数は、これまでの上限と同程度の数だと述べています。現在の狩猟数は106頭です。

冬眠の時期と狩猟の調整

県立大学の星崎和彦教授は、「冬眠に入る時期での捕獲は進まないと思う。保護管理の観点からすべてを捕獲することは良くない。今後の狩猟は設定された枠内で行っていただきたい」と話しています。一方、県猟友会の佐藤寿男会長は、「クマがあと20日くらいで冬眠するので、100頭の追加は妥当な数字だと評価しています。意見書の提出は決まったことです」と述べています。

ツキノワグマ出没警報の延長

秋田県は24日、ツキノワグマ出没警報を12月末まで延長すると発表しました。

情報元リンク:日本ニュース24時間