前澤友作氏「僕も車を走らせて、闘ってみたい」オーナー兼総監督レースチームでレーサー挑戦へ

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衣類通販大手ZOZOの創業者でスタートトゥデイ社長の前澤友作氏(48)が、2021年に日本の民間人として初めて国際宇宙ステーション(ISS)に12日間滞在するまでの道のりと、帰還するまでを描いたドキュメンタリー映画「僕が宇宙に行った理由」(平野陽三監督、12月29日公開)公開を記念した特別展が27日、都内の日本橋三井タワー1Fアトリウムでスタートしました。

日本初展示のソユーズの帰還モジュール

会場では、前澤氏と平野監督が乗り込んだロシアの宇宙船ソユーズMS-20が、2021年12月20日午前8時52分に地球への帰還の途につき、同午後12時13分にカザフスタンの平原に着陸した帰還モジュールが展示されました。このモジュールの展示は日本初とのことです。同氏は、帰還モジュールと再会した感想を聞かれ「実は、ヤマト運輸さんの倉庫で再会…今日、2回目でした。(大気圏突入なんで)焦げてるなと」と語りました。その言葉通り、帰還モジュールは大気圏突入の壮絶さを物語るように、真っ黒に焦げ付いていました。

今後の挑戦への意欲

今後の挑戦について問われた前澤氏は、まず米国の実業家イーロン・マスク氏(52)率いる宇宙ベンチャー「スペースX」と契約し、予定する民間人初の月周回プロジェクト「dearMoon」による、2度目の宇宙旅行を口にしました。その上で、カーレースチーム「MAEZAWA RACING」で、チームオーナー兼総監督を務めながら「2023 Fanatec GT World Challenge Asia Powered by AWS(2023ファナテックGTワールドチャレンジ・アジア)」に参戦し、自らレーサーとして挑戦する意向を示しました。

前澤氏は「僕も車を走らせて、闘ってみたいと思い始めています。挑戦は尽きない。ちゃんと仕事もしております。サーキットを走っても3Gくらいしかかからない。(宇宙旅行で)8Gを体験しているので大丈夫」と、レース参戦への自信を見せました。また、平野監督は「トレーニングされていて、メチャクチャ速い」と“レーサー前澤”の動向も追っていく考えを示しました。

宇宙服も展示

会場では、前澤氏にピッタリ合わせて作られた宇宙服も展示されました。同氏は、特別展を前に開かれた完成披露上映会で、宇宙服の着心地を聞かれ「ピッタリで、ZOZXOスーツかと思った。ピッタリって、こんなに気持ちいいのかと思った。ZOZOスーツを思い出した」と、身体計測をしてスーツを販売する画期的なサービスだったが、22年6月に終了した、ZOZOスーツを引き合いにフィット感をアピールして会場を笑わせました。

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