（写真：読売新聞）
日本海テレビ（鳥取市）は２８日、元経営戦略局長（５３）が、日本テレビ系のチャリティー番組「２４時間テレビ」の寄付金など計１１１８万円余りを着服していたと発表した。日本海テレビは、元局長を２７日付で懲戒解雇した。田口晃也会長は近く辞任し、西嶌一泰（にしじまかずひろ）社長は報酬全額を３か月間、返上する。
元局長が寄付金を着服
同社によると、元局長は経理担当で、２０１４年から今年にかけて、「２４時間テレビ」の寄付金計２６４万６０２０円、１４～２１年に会社の売上金など計８５３万６５５５円をそれぞれ着服した。
寄付金は、社内の金庫から持ち出すなどして自分の銀行口座に入金していた。金庫の鍵を管理する立場だったという。
被害を届けた
社内への税務調査があると知った元局長は、発覚を恐れて今月９日、会社に着服を申告した。「最初は、親族のために金を用立てる必要があった」と説明している。着服したお金は飲食代やスロットに使われたとみられる。
同社は２８日、鳥取県警鳥取署に被害を届け出た。着服された寄付金全額を２４時間テレビチャリティー委員会に届けるとしている。
田口会長の謝罪
田口会長は鳥取市内での記者会見で、「寄付金というみなさまの善意を着服したことは、悪質で言語道断な行為で、本当に申し訳ございません」と謝罪した。
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この報道で明らかになった事件は、日本海テレビの元局長が10年にわたって寄付金を着服していたというものです。寄付金の総額は1118万円以上にも及びます。この事件により、元局長は懲戒解雇され、田口晃也会長は辞任、西嶌一泰社長は報酬の全額を3か月間返上することが明らかになりました。
元局長は経理担当であり、2014年から今年にかけて「24時間テレビ」の寄付金と会社の売上金を着服していました。着服したお金は元局長の銀行口座に入金されるなどしていました。元局長は金庫の鍵を管理する立場であり、社内の金庫から持ち出していたと報じられています。
事件が発覚するきっかけは、社内への税務調査が行われることが分かったためでした。元局長は発覚を恐れ、今月9日に会社に着服を申告しました。元局長は「最初は親族のためにお金が必要だった」と説明していますが、着服したお金は飲食代やスロットに使用された可能性があります。
日本海テレビは事件を鳥取県警に届け出ました。着服された寄付金は、24時間テレビチャリティー委員会に全額寄付される予定です。
この件について、田口会長は記者会見で謝罪の言葉を述べました。寄付金を着服するという行為は、善意ある人々への背信行為です。田口会長はこのような行為について深くお詫びしました。
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