万博リングへの自見大臣の発言に橋下氏と古舘氏が物申す

2025年に予定されている大阪・関西万博で建設される木造の巨大なリングについて、日本維新の会の藤田文武幹事長と自見英子万博担当大臣の発言が問題になっています。この問題に対して、橋下徹氏と古舘伊知郎氏が18日のABEMA『NewsBAR橋下』で批判的な意見を述べました。

藤田幹事長に対する指摘

藤田幹事長は2ちゃんねる創設者のひろゆき氏との対談で、万博の成功の要件や経済効果に関する具体的な数字を求められましたが、曖昧な回答をしたことが問題視されました。古舘氏は「藤田さんは頼りなさすぎる。もっと明快な説明が必要だと思います。万博について疑問を抱く人は多いですからね」と指摘しました。橋下氏も、「ひろゆきさんは藤田さんの弱点を突いてきたのかもしれませんね。藤田さんは準備不足だったのか、ひろゆきさんを侮っていたのかもしれません」と述べました。

自見大臣の巨大リングに関する説明に対する批判

自見万博担当大臣は巨大リングについて、「熱中症対策や雨よけになる役割を果たす」と説明しました。しかし、橋下氏は「そんなことを言われても、人々は疑問に思うでしょう。役人が作った文書を読んでしまったのかもしれませんね」と指摘しました。さらに、「世界最大の木造建築物を、清水の舞台のような建築方法で作るのです。それが良いのか悪いのか、くだらないと思う人もいるでしょう。ただ、それは熱中症対策や雨よけではありません。関西を一望できる、まさに清水の舞台の巨大版なのです。そして、ディストピアとユートピアの価値観を結びつける最後のパズルピースになるのです。そうした説明を熱量を持ってしてほしい」と訴えました。

古舘氏からの要望

古舘氏は、「自見大臣が『費用対効果はちゃんとあると考えています』という官僚的な表現を避けてほしい」と述べました。そして、「霞が関の言葉遣いはやめてもらいたいですね」とも付け加えました。

この論争は続くでしょうが、ひとつ言えることは、万博が成功するためには明確で納得のいく説明が必要であるということです。

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