前福岡県警察官、妻子3人殺害の元被告に死刑判決確定

中田充被告

福岡県小郡市の住宅で行われた殺人事件の元被告、中田充(なかたみつる)被告(45)に対し、最高裁判所は上告を棄却し、死刑判決が確定しました。この事件は、2017年に中田被告が妻子3人を殺害したとして起訴され、一審と二審で死刑が言い渡されていました。

確定的な殺意と罪の重大さ

5人の裁判官全員が一致した判断で、長嶺安政裁判長は判決理由で「3人の命を奪った結果は重大。確定的で強固な殺意に基づき、生命を軽視する態度が甚だしい」と指摘しました。中田被告は自身の罪に対して反省や悔悟の姿勢を示さず、死刑が避けられないと述べました。

事件の詳細

一審と二審の判決によれば、2017年6月5日の深夜から6日の朝にかけて、中田被告は自宅で妻の由紀子さん(当時38歳)と長男の涼介君(当時9歳)、長女の実優さん(当時6歳)を絞めるなどして窒息死させたとされています。裁判員裁判の一審福岡地裁は、事件は第三者による犯行ではなく、死刑を求刑した検察側の主張を支持しました。二審の福岡高裁も同様の判断を下しました。

この事件は、被告がかつて県警察官だったことから注目を集めました。被告側は第三者による犯行の可能性を主張していましたが、最高裁判所はその主張を退け、死刑判決を確定させました。

参考リンク: 日本ニュース24時間

このニュースは、福岡県小郡市の殺人事件の最新情報です。一審と二審の死刑判決が最高裁によって確定し、被告の死刑執行が決定されました。事件の背景や詳細な経緯については、上記リンクをご覧ください。