イスラエルのネタニヤフ首相が、ロシアのプーチン大統領との電話会談でイスラエルとハマスの戦争でのロシアの立場に不満を示しました。イスラエル首相室によれば、両首脳は約50分間の会談を行い、この対話は約2カ月ぶりのものでした。ロシアは8日、国連安全保障理事会でイスラエルとハマスの即時停戦を求める決議案に賛成票を投じたことが明らかになりました。
首相室は、会談後にネタニヤフ首相がロシアのイスラエルに反する立場に対する不満を提起したことを発表しました。また、首相はロシアがイランとの危険な協力関係にも批判を加えたと述べました。
イスラエルメディアのタイムズ・オブ・イスラエルによれば、ロシアは戦争勃発以降、イスラエルを非難し、イランとの友好関係を強化する契機にしたとのことです。
ネタニヤフ首相とプーチン大統領はこれまで友好関係を築いてきたため、このような直接的な不満の提起は異例とされています。ウクライナ侵攻後、イスラエルはロシアとの関係を考慮してウクライナに兵器を提供しなかったこともあります。
ロシアのクレムリン宮は、イスラエル側の不満についての事実を公開していません。ただし、プーチン大統領はテロリズムを拒否し、糾弾する立場を再確認し、民間人の苦痛と紛争を緩和するために可能なすべての支援を提供する準備があることを首相に伝えたと明らかにしました。
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