北海道・東北に「高温に関する早期天候情報」 10年に1度レベルの暖かい年末に

気象庁は18日月曜、北海道と東北に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。これは、28日頃から予想される「10年に1度レベルの高温」について、6日前までに警戒を呼びかけるものです。

北海道や東北の高温予想

北海道や東北では、年末に暖かさが予想されています。農作物の管理には注意が必要ですが、ビニールハウスの温度調節などで対策をおこないましょう。

また、この暖かい期間の前に寒気が南下する予想もありますので、寒暖差が一段と大きくなります。特に積雪の多い地域ではなだれが発生する可能性が高まりますので、皆さんもくれぐれもお気をつけくださいね。

なだれの種類は2つ

雪がたくさん積もると、なだれが発生しやすくなります。なだれには2つの種類があります。

1つ目は「表層なだれ」です。これは、新雪が古い雪の上を滑り落ちる現象です。主に寒さの厳しい冬に起こりやすく、急な斜面や雪庇のある場所で多く発生します。

2つ目は「全層なだれ」です。これは、山に積もった雪が一気に滑り落ちる現象です。春先に起こりやすく、雨やフェーン現象によって気温が上昇すると発生しやすくなります。なだれが過去に発生した斜面や亀裂の入った場所には、特に注意が必要です。

以上が北海道・東北の早期天候情報となります。皆さん、農作物の管理やなだれに気をつけながら、暖かい年末を楽しんでください。

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