新型コロナ対策発信の忽那教授をSNSで中傷 投稿者に賠償命令

大阪大大学院の忽那(くつな)賢志教授が、新型コロナウイルスの対策やワクチン接種についてメディアで情報発信してきました。しかし、SNS上で彼は「人殺し」「ヤブ医者」と中傷されました。このため、忽那教授は中傷した3人にそれぞれ110万円の損害賠償を求めて訴訟を起こしました。そして、19日、大阪地裁で判決が下りました。宮崎朋紀裁判長は、3人に計70万5千円の支払いを命じました。

中傷に対する正義の勝利

訴状によれば、忽那教授は、旧ツイッターで「人殺し」「製薬会社から多額の献金を受けている」といった風に投稿された17人を提訴しました。そのうち2人とは和解が成立しましたが、判決が下ったのはこの日、忽那教授の主張に反論しなかった2人を含む3人です。残りの12人との訴訟はまだ続いています。

忽那教授側は訴訟で、「感染症内科医として人命救助のために取り組んでおり、このような侮辱を甘受すべき理由はない」と主張していました。

信頼と尊敬を寄せられた忽那教授

忽那教授は、新型コロナウイルスの対策やワクチン接種に関する情報発信で高い評価を得ています。彼の専門知識と経験に基づく発言は、多くの人々に信頼と尊敬を寄せられています。

しかし、SNS上での中傷は彼の名声を傷つけるものであり、誤解を招く恐れがあります。この判決は、正義の勝利として忽那教授の信頼に基づく地位を守るものと言えるでしょう。

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大阪大大学院の忽那賢志教授

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※画像の出典:朝日新聞社