【速報】ダイハツとトヨタが会見 安全認証試験の不正を謝罪「軽視していると指摘されても仕方ない」

ダイハツとトヨタの会見(20日・都内)

ダイハツ工業とトヨタ自動車は安全認証試験に関する不正行為が発覚し、全車種の出荷停止を発表しました。この重大な問題について、ダイハツの奥平総一郎社長が20日に行われた会見で謝罪しました。

信頼を裏切る行為に謝罪

ダイハツとトヨタは、車両の安全を確認する認証試験において174件の不正が発覚したことを受けて、会見を行いました。ダイハツの奥平社長は「お客様をはじめ、ステークスホルダーの皆様に大変なご心配、ご迷惑をおかけし、信頼を裏切ることになりお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」と謝罪しました。

信頼を揺るがす事態

奥平社長は会見の中で、認証試験がお客様の安心を守るための重要な要素であることを強調しました。しかし、今回の不正行為によって認証の重要性が軽視されたことを認めました。この事態について、「自動車メーカーとして根幹を揺るがす事態となり、大変重く受け止めている」と述べました。

調査結果によると

ダイハツは今年4月に海外向け車種で不正行為が発覚し、さらに5月には国内向け車種でも不正が見つかりました。これに対し、ダイハツは第三者委員会を設置し、調査を行いました。その結果、25の試験項目で174件の不正が行われていたことが明らかになりました。この不正行為が確認された車種は64車種・3エンジンに及び、トヨタやSUBARU、マツダが販売する車種も含まれています。

調査報告書によると、不正行為は1989年から行われ、特に2014年以降に増加していたとされています。また、不正が行われた原因は過度な開発スケジュールによるプレッシャーだと指摘されており、「不正行為を行った現場の従業員ではなく、ダイハツの経営幹部が責められるべきだ」とも述べられました。

ダイハツは調査結果を受けて、国内外で生産中の全ての開発車種の出荷を停止しました。トヨタも同様に該当する車種の出荷を停止することを決定しました。

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Source: 日本ニュース24時間