米シアトル近郊で見つかった遺体の身元が38年ぶりに判明!「グリーンリバー・キラー」の被害者

米シアトル近郊で見つかった遺体の身元が38年ぶりに判明!「グリーンリバー・キラー」の被害者

1985年に見つかった遺体の身元が、DNA検査によってついに特定されました。この遺体は、ロリ・アン・ラズポトニクさんという当時10代の女性であることが判明しました。

米ワシントン州シアトル近郊で見つかったこの遺体は、発見から約40年間も捜査員たちによって識別番号で呼ばれていました。警察は17年後になってから、「グリーンリバー・キラー」の犠牲者であることを確認したものの、氏名は不明のままでした。

しかし、このたびキング郡の当局は、遺体がロリ・アン・ラズポトニクさんのものであることを明らかにしました。ラズポトニクさんは1982年にシアトル南郊の自宅から失踪し、その後家族の元に戻ることはありませんでした。

ラズポトニクさんの遺体は1985年12月にオーバーン市で見つかりました。近くには別の遺体もありました。警察は土手の上の車両を調査していましたが、遺体の身元を特定することはできませんでした。

しかし、2001年にギャリー・リッジウェー容疑者が逮捕されると、事件解決に向けた糸口が見つかりました。DNA検査の結果、シアトル周辺で起きた連続殺人事件の最初期の被害者と、リッジウェー容疑者につながりがあることが分かったのです。

その後、リッジウェー容疑者は捜査官を連れて行き、遺体を遺棄した場所を示しました。そして、これらの事件でリッジウェー容疑者は合計48人の殺人を認めました。彼は米国史上最も多くの犠牲者を生んだ連続殺人犯となりました。

2012年に行われたDNA検査の結果、ラズポトニクさんではないもう一つの遺体の身元が判明しました。しかし、今週、最新のDNA検査によって、ついにラズポトニクさんの身元も特定されたとのことです。

キング郡保安官事務所によると、ノース・テキサス大学の研究所がラズポトニクさんの母親から提供された唾液のサンプルとDNAを比較し、適合することが確認されました。

現在、リッジウェー容疑者はワシントン州内の刑務所で服役中であり、仮釈放はありません。

「グリーンリバー・キラー」というあだ名は、シアトル南郊を流れる川の名前に由来しています。リッジウェー容疑者は1982年からこの川に被害者の遺体を遺棄し始めたとされています。

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