玉川徹氏、ダイハツの不正問題で見解…「ダイハツだけじゃない…この30年間、大手メーカーの経営の失敗」

ダイハツの不正問題

テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」は、ダイハツ工業が車両の安全性を確認する試験で不正をしていた問題を報じました。

調査した第三者委員会の報告書によると、不正があった車両はトヨタ自動車を含む他社ブランドの64車種に拡大し、30年以上前から不正が行われていたことが明らかになりました。ダイハツの奥平総一郎社長は記者会見し、国内外で販売する全車種の出荷停止を発表しました。親会社のトヨタも一部車種の停止を発表しました。国土交通省はダイハツに立ち入り検査を行うことを決定しました。

テレビコメンテーターで元テレビ朝日社員の玉川徹氏は、この不正問題について「今回、ダイハツですけども、大手メーカーで自動車メーカーとか電機メーカーで近年、不正が相次いでいる状況があると、何か共通の部分があるんじゃないかと思わざるを得ない」と述べました。その共通点については人件費の削減と指摘しました。

さらに、「これは日本のメーカーがこの30年、より良い物をより安く作ってきたんだけど、海外は、とっくの昔により良い物をより高くという方向に変えている」と述べ、「日本の経営者は、そこにずっと行ってないんです。だから、なるべく人件費を削って、コストを下げて安く作ろう、ということをしていた、と。そのツケが今、こんな形で出ているんじゃないかという気がします」とも話しました。

また、「今回の不正でダイハツが、経営者の責任です、と言っているんだけど、ダイハツだけじゃない。この30年間、大手メーカーの経営の失敗。まさに経営者の責任だと僕は思います、この30年の」とも述べていました。

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日本ニュース24時間では、ダイハツの不正問題を取り上げました。玉川徹氏の解説によれば、これは単なるダイハツの問題ではなく、30年間にわたる大手メーカーの経営の失敗が浮き彫りになったものです。経営者の責任として、真摯に問題の改善に取り組むべきでしょう。