最高齢パンダのタンタン、病状良くなく竹食べられず 中国返還を延期

タンタン、神戸市立王子動物園における最高齢のジャイアントパンダが中国への返還が延期されることになりました。心臓疾患の悪化により、タンタンは竹を食べられなくなり、液体の栄養食に薬を混ぜて摂取しています。
タンタンの体力が低下し、食欲がなくなり、ほとんど寝ているかじっとしていることが確認されています。体重も以前の80〜90キロから100キロ前後に増加しています。さらに、検査のために職員が動作指示をしても、タンタンは集中力を欠いて応じないこともあります。

心臓疾患と加齢の影響を受けていると見られており、神戸市立王子動物園ではタンタンの寝室に酸素供給装置を4〜5台設置するなど、体調管理に努めています。

タンタンは2000年に中国から貸し出され、その後の返還が決まっていますが、新型コロナウイルスの影響で一時的に延期されました。心臓疾患の治療などが続けられ、返還期限は延長されています。

28歳のタンタンは、人間の80代に相当する年齢です。日本国内には9頭のパンダがいますが、タンタンは最高齢です。神戸市立王子動物園では、2022年3月からタンタンの観覧を中止しています。

source link