生活保護費が支給されない理由とは?市職員が同居人の存在を勘違い?

三重県桑名市の生活保護を担当する市福祉総務課生活支援室の50代男性主査が、今年5月から9カ月分の生活保護費を支払っていなかったことが発覚しました。なぜ彼は支給を行わなかったのでしょうか?一緒に暮らしている他の人の存在を見誤ったことが原因だったようです。

同居人の存在を疑い支給を放置

市福祉総務課によると、女性受給者が市内の別のアパートに引っ越したことをきっかけに男性主査は調査を行いました。男性はアパートで洗濯物が干してあるのを見かけ、同居人の存在を疑いました。しかし、確認せずにそのまま放置してしまったのです。

女性は実際には一人暮らしで、洗濯物は息子が訪ねてきた際に忘れていったものでした。

問い合わせに対し対応しなかった

女性は10月に問い合わせをしましたが、男性主査は「整理中なので待ってほしい」と答え、その後の手続きを取りませんでした。27日には別の職員が未支給に気づき、女性に謝罪と支給が行われました。

この男性主査が他の受給者にも同じような放置をしていないか調査が行われる予定です。担当者は「支給に疑義が生じた場合、個々の職員が抱え込まずにチェックする体制を強化する」としています。

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