大みそかに黄砂観測の可能性 過去最も遅い観測に

日本全国で大みそかに雨が降る予報であるが、九州や四国地方では注意が必要なことがある。大陸から黄砂が飛来するおそれがあるためだ。

九州北部は特に注意が必要

九州北部では黄砂の濃度が高まるおそれがあり、景色がぼんやりかすむことが予想される。その影響で、屋外で洗濯物を干すと黄砂が付着する可能性がある。雨がやんでも、洗濯物は室内に干すことがおすすめだ。また、呼吸器や循環器の疾患を持つ人、小児、高齢者などは外出時にマスクを着用し、体調に応じて外出を控えるべきだ。

黄砂の注意点

車や航空機への影響も

黄砂が車に付着した場合、タオルで拭くと細かな傷がつくことがあるため、こまめな水洗いや高圧洗浄による洗車がおすすめだ。また、視程が5キロメートル未満になると航空機の離着陸にも影響が出るため、注意が必要だ。

地表付近の黄砂の濃度と視程の関係

黄砂とは

黄砂とは、東アジアの砂漠域や黄土地帯から強風によって吹き上げられた多量の砂やちりが、上空の風によって運ばれ、日本付近に降下する現象のことだ。日本では春によく観測され、時には空が黄褐色になることもある。黄砂は人の健康にも影響を及ぼすといわれている。

黄砂解説図

この情報は気象庁によるもので、大みそかに黄砂が観測されれば過去最も遅い観測となる可能性がある。皆さんも大みそかの外出に際しては黄砂への対策をしっかりと行いましょう。

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