能登半島では、最近の石川県で観測された地震により、大地震のリスクが高まっていると専門家が指摘しています。
地震活動が活発に
石川県で観測された震度7の地震は、この地域で地震活動が活発化している証拠です。平松良浩氏は金沢大学の地震学教授として、この地域の地震活動を監視しています。彼によれば、「群発地震や地殻変動の影響で、周辺の断層に地震が起こりやすくなる力(ひずみ)がかかり続けている状態」とのことです。そのため、新たな断層が動き、今回のより大きな地震が発生したと考えられます。
流体の関与も?
これまでの地震活動では、地下深くの水(流体)の動きが関わっている可能性があります。平松氏は、「今回の地震に直接的な流体の関与があったのかはわかりませんが、これまでの流体による地殻変動が周囲の断層に地震を引き起こしやすくしていた可能性があります。23年5月の地震と今回の地震は、流体の影響を受けた地震であり、さらに流体自体も直接的に関与している可能性もあるのです」と述べています。
警戒が必要
平松氏は、今後の地震に対して警戒を呼びかけています。すでに能登半島では誘発的な地震が広範囲で発生していますが、海底活断層によって大地震が引き起こされる可能性があるため、注意が必要です。
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Source: ニュースヤフー