地震で倒壊した家屋から男性救出、2日以上閉じ込められていた

最大震度7を観測した能登半島地震で、倒壊した家屋の中から2日以上閉じ込められていた男性が無事に救出されました。救出まであと1日と迫る中での劇的な救助に、家族の涙がこぼれました。

救出劇

救出されたのは、石川県珠洲市春日野地区の木造2階建て民家に1人で暮らしていた江表大司郎さん(79)です。地震発生から2日以上経過していました。江表さんは震度5強の揺れに見舞われた後、電話で家族と連絡を取りながら母屋に入ったところ、最大震度7の揺れが再び襲ってきてしまいました。洋司さんの家族はすぐに家の様子を確認しに行きましたが、母屋は完全につぶれており、江表さんからの反応はありませんでした。

3日後、交通規制が解除されて洋司さんは家にたどり着きました。心配しながら声をかけると、江表さんからかすかな声が聞こえました。すぐに救助活動が始まり、2時間後には大司郎さんを助け出すことができました。幸い、救助段階では大きなけがはありませんでした。

洋司さんは涙ながらに「助かってくれただけでありがたい。ほんとうにうれしい」と語りました。

結び

能登半島地震でのこの救出劇は、家族や救助隊にとって大きな喜びとなりました。地震の影響で倒壊した家屋からの救出は困難な状況でしたが、家族の絆と救助活動の徹底的な取り組みにより、命を救うことができました。

このニュースは、災害時の困難にも立ち向かう勇気と希望を与えてくれます。

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