羽田空港での遅延や欠航、長蛇の列が混乱を引き起こす

羽田空港第2ターミナル

日本航空と海上保安庁の航空機衝突事故により、羽田空港では100便以上が欠航となりました。この事故が原因で、空の交通は乱れ、多くの利用客が困惑しています。旅行者たちは「やっとたどり着いた」「飛行機が飛ばないと思い、不安になった」と口にしています。

混乱する出発ロビー

国内線の出発ロビーでは、手荷物カウンターの前に長蛇の列ができ、大勢の人々が混雑しています。さらに、遅れが出ている便も半数近くあり、アナウンスが度々行われています。出発予定時刻の変更により、利用客たちは混乱しています。

予定が狂う旅行者たち

実家から札幌へ戻る予定だった40代の女性会社員は、2日の夜の便が欠航となり都内で1泊することになりました。「朝早くから空港のカウンターに並びましたが、キャンセル待ちで予約した午前の便も欠航になり、夕方の便を待っています。こんな経験は初めてです」と彼女は肩を落としました。一方、羽田空港に到着し、岡山県の帰省先から戻る予定だった10歳の息子を出迎える予定だった秋田県の男性会社員(39)も、事故の影響で予定の便が欠航になりました。彼はタクシーと始発の新幹線を乗り継いで羽田空港にやっとたどり着いたと言い、「ようやくたどり着いた」と疲れた様子を見せていました。

不安を抱える利用客

予約した飛行機が無事に飛ぶか不安を抱えている利用客も多くいます。旅行から帰ってきた30代の男性会社員は、「帰れるか不安でした。5日からの仕事に影響がなくて良かったです」と語りました。大阪へ旅行に向かう嘉藤紗都子さん(77)は、「飛ばないのではないかと不安に思って空港に来ましたが、予定通りで良かったです」とほっとしていました。

羽田空港の滑走路には、焼け落ちた日航機や黒焦げになった海保機の残骸が散乱しています。警視庁の捜査員約30人が現場で調査を行いました。旅行者たちの安全が確保され、羽田空港が再び正常な状態に戻るまでの道のりはまだ長いでしょう。

ソースリンク: 日本ニュース24時間