「リニアに何の意味があるかよく分からない」 鉄オタ・石破茂氏が語る、本当に必要な鉄道整備とは

石破茂

北陸新幹線の金沢-敦賀間の延伸開業が2024年3月16日に迫り、北海道新幹線の札幌延伸も30年度に控える。しかし、日本は少子化が進み、需要が見込みにくくなっている中で、山陰新幹線や中国新幹線などの建設計画が議論されています。この状況について、「鉄オタ」として知られる自民党の石破茂元幹事長は、ミニ新幹線のように在来線を近代化する方針転換すべきだと主張しています。彼によれば、人口半分の時代にフル規格の新幹線を走らせても意味がないのだとか。

フル規格の新幹線整備よりも「在来線の近代化の方が大事」

石破茂氏は「乗り鉄」「呑み鉄」など、さまざまな鉄道愛好家のカテゴリーがあると認識しています。彼自身は「客車派」であり、電車よりも客車を好むそうです。一部の人々にとっては電車が面白くないのだとか。

さて、新幹線についてですが、完成間近になってきた整備新幹線のネットワークには疑問があります。少子化が進み、需要が見込めなくなっている中で、これ以上の整備新幹線は必要なのでしょうか?石破氏は懐疑的な立場をとっています。彼は在来線の近代化こそが重要であり、山形新幹線や秋田新幹線のようなもの、あるいは現状の狭軌のままでも速度を150キロまで上げることが良いと主張しています。

日本の鉄道は時速300キロ出るフル規格の新幹線と、最高でも時速120キロぐらいしか出ない在来線と、両極分解してしまっていると石破氏は指摘しています。その間がないのです。だから、時速150キロ出れば十分であり、並行在来線問題も発生せず、工期も費用も格段に削減できるのだそうです。

山陰新幹線を実現する国会議員の会長を務めて

山陰新幹線を実現する国会議員の会長を務める石破茂氏は、山陰新幹線が現状のままだと22世紀になっても実現しないのではないかと疑問を呈しています。彼によれば、人口が半分になった時にフル規格の新幹線を走らせても意味がないのだとか。さらに、北陸新幹線や西九州新幹線のネットワークが分断されたり、利便性が低下したりする問題も提起しています。

石破茂氏は新幹線の建設には慎重な姿勢を示しており、在来線の近代化こそが重要だと主張しています。将来の日本の鉄道整備にはより真剣に取り組むべきだと訴えています。

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