最大震度7を観測した能登半島の様子を6日、共同通信社の取材が明らかにした。特に石川県輪島市沿岸部の約15キロにわたる範囲では、地盤の隆起により港湾が陸地に変わるほど顕著な変化が起きています。名古屋大学の山岡耕春教授（地震学）は同乗した機の中から、「予想以上に大きく隆起していて非常に驚いた。2007年の能登半島地震における隆起よりも大きい」とコメントしました。
隆起の証拠、発見！
特に輪島市北西部の大沢漁港周辺と門前町鹿磯周辺の沿岸約15キロでは、隆起の痕跡が顕著に見られました。海中から地上に現れたとみられる白っぽい岩肌が複数の場所で確認されました。山岡教授によると、元々地上だった場所が黒っぽいのに対し、海面下だった場所は貝殻や砂で白っぽい色をしており、色の違いで区別することができるそうです。
大沢漁港では海底だった場所が見えていた他、鹿磯では消波ブロックよりも沖側の海だった場所も隆起によって砂浜のようになり、消波ブロックが完全に姿を現しました。鹿磯では、人工衛星「だいち2号」の観測によって最大4メートルの隆起が確認されているのです。
この驚くべき現象について、専門家たちは今後の調査を進めていく予定です。能登半島での地盤の隆起によって、地域の環境や生活にどのような影響があるのか、注目が集まっています。
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