能登半島地震に関する筑波大学の八木勇治教授(地震学)による分析によれば、この地震では45秒間に少なくとも三つの断層がずれ動いていたことが明らかになりました。地震の破壊は、小さい断層の破壊が広がり、最終的に大きな破壊につながったと考えられています。
断層の分析結果
八木教授は地震波の観測データを分析しました。その結果、地震活動域の西側で弱い地震として断層の破壊が始まっていたことが分かりました。その後、石川県輪島市の直下で大きな滑りが起こり、26秒後には半島の北東沖でも大きな断層のずれが確認されました。
既知の活断層の可能性
珠洲市の沖合には、複数の海底活断層が存在しています。八木教授は、断層の壊れ方や既知の海底活断層の分布との関連性から、既知の活断層が動いた可能性が高いと述べています。
能登半島では群発地震が続いており、地震活動に対する警戒が必要です。この地震のように破壊が広がる背景を理解することは、将来の地震対策にも役立つでしょう。
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