息子のおせち料理の悲劇…地震で家族・親族10人が亡くなり、残された父は「あいつらのためにも絶対にあきらめない」

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穴水町で発生した地震の土砂崩れ現場で一人の男性が救助隊と交わす言葉がありました。

石川県穴水町での出来事です。地震による土砂崩れで住宅が巻き込まれ、家族の安否が分からなくなったとのことです。

寺本直之さん(52)は、家族と一緒に正月を迎える予定でしたが、現在、妻や子供たちの行方は未だに分かっていません。

寺本さんは、去年8月に撮影した家族旅行の写真を見せながら、妻と子供たちの安全を心配しています。

地震が発生する18時間前に、家族との新年の挨拶のやりとりをLINEで行っていましたが、メッセージは既読になっておらず、寺本さんは心配していました。

妻の両親と次男の駿希さんの遺体は既に発見されていますが、妻と3人の子供たちを含む7人の安否はまだ分かっていません。捜索の様子を見守る寺本さんは、あきらめずに希望を持ち続けています。

19歳の三男の京弥さんは成人式に出席する予定で、中学3年生の長女の美緒寧さんは高校受験を控えていました。

家族旅行の計画を立ててくれた長男の琉聖さんと次男の駿希さんは、料理人として腕を磨く駿希さんはおせち料理を用意し、家族と一緒に食べる予定でした。

しかし、地震によって一日で家族がいなくなってしまったことに寺本さんは苦しんでいます。

寺本さんは、自分の命を無駄にせず、家族のために頑張り続ける決意を表明しています。

この記事の原文はこちら:日本ニュース24時間

※記事の出典元:Yahooニュース