ジャーナリストの須田慎一郎が、1月8日にニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演しました。自民党・安倍派の池田佳隆衆議院議員が政治資金規正法違反の疑いで逮捕された政治資金パーティーをめぐる裏金事件について解説しました。
池田衆議院議員逮捕は本線ではない
政治資金規正法違反の疑いで逮捕された衆院議員池田佳隆容疑者の事務所前には報道陣が集まりました。逮捕に至るまでのハードルは高いと言われていましたが、意外とスピーディーに逮捕されました。池田議員が証拠隠滅を指示していたためです。政治資金に関する事件では通常、略式起訴や在宅起訴がされますが、今回は逮捕という異例の対応が取られました。ただし、証拠隠滅や逃亡の恐れがある場合には逮捕されることがあります。
どのような仕組みで、誰の指示で違法な派閥が窓口になって還流を行ったのか
国会が間近に迫る中、次は誰なのかが注目されます。須田氏によると、ノルマを超えて販売されたパーティー券収入に関しては、派閥と議員の取り分が折半されます。
ただし、一部の場合、派閥に報告せずにすべてを自らの政治団体や政治資金団体で管理するケースがありました。その金額は約11億円で、派閥への還流分が約5億円、議員個人への還流分も約5億円で、残りの1億円は派閥に届けられなかったとされています。今回の事件は、派閥が窓口となっている還流分の裏金疑惑が焦点です。
池田議員の場合は、還流してきた部分が報告書に記載されていなかったということです。主な焦点は「派閥がどのような経緯や仕組みで、誰の指示で違法な還流を行ったのか」という点です。これに関しては、派閥の会計責任者だけでなく、誰が指示を出し、了解したのかという点にも注目されています。
ソースリンク: 日本ニュース24時間
