輪島のビル倒壊、専門家が調査 揺れで杭が破断した可能性

輪島市で倒壊した7階建てのビルについて、東京電機大学の研究者が現地調査を行いました。ビルが倒れる原因として、杭が激しい揺れによって接合部で断ち切れたり抜けたりした可能性があると考えられています。

ビル倒壊

調査を担当したのは地盤工学の安田進名誉教授と石川敬祐准教授です。倒壊したビルは、輪島市の中心部に位置し、観光名所「輪島朝市」から約300メートル離れた場所にあります。建物の構造自体は崩れておらず、まるで立っている状態のまま根元から倒れています。

ビルの底部には直径20~30センチの四つの丸い穴があります。これは建物の底と地下の固い地盤を接合するために打ち込まれた杭と考えられています。

このビルは杭基礎の設計で建てられていますが、底部からつながっているはずの杭の本体は見つかっていません。

このような事例では、地盤の揺れによって杭の接合部が破断されることがあります。詳細な調査結果はまだ出ていませんが、これを踏まえて今後の地震対策や建築基準の見直しが必要とされています。

輪島市のビル倒壊事故は、地震や建築に関心がある方にとって重要な情報です。ぜひ、日本ニュース24時間をご覧いただき、最新のニュースをチェックしてください。

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