元戦隊俳優・池田純矢受刑者、刑務所からの手紙が波紋 「応援して」「待ってて」に批判殺到

謝罪と感謝、そして再起への誓い? 複雑な思いが交錯する手紙の内容とは

昨年10月に特殊詐欺事件への関与で逮捕され、実刑判決を受けた俳優の池田純矢受刑者。人気スーパー戦隊シリーズ『海賊戦隊ゴーカイジャー』のゴーカイシルバー役などで知られる彼の突然の逮捕劇は、当時大きな衝撃を与えました。

執行猶予がつかず、刑務所への収監を控えた10月22日、池田受刑者は自身のX(旧Twitter)を更新。直筆の長文の手紙を公開し、現在の心境を赤裸々に綴りました。

手紙の中で池田受刑者は、ファンに向けて「真実」という言葉を用いながらも、司法の判断を受け入れ、これから罪を償う立場であることを表明。同時に、経済的に困窮し、「天涯孤独」の状態であることも明かしました。

その上で、支えとなるファンに向けて「お手紙を頂く事は出来ませんでしょうか?」と懇願。3年後の「第二章」に向け、「もう一度前を向けるように」「人生を諦めてしまわないように」「貴方の前でもう一度光り輝く事が出来るように」と、ファンからの手紙が再起への原動力となることを切実に訴えました。

「炎上なんて怖くない」 再び波紋を広げる手紙と“お礼巡りの旅”宣言

この手紙に対し、X上では「罪の意識が低い」「自分語りばかりで不快」といった批判が殺到。ファンからも落胆の声が上がりました。

しかし、池田受刑者は22日、再びXに直筆の手紙を投稿。前回の投稿に対する批判的な意見があることを認めながらも、「たった一人でも僕がこうして言葉を発する事で『助けられた』『勇気を貰った』『嬉しかった』そう言って下さる方が居る限り、辞めませんよ」と持論を展開。

さらに「炎上なんて怖くもなんともないですよ」「燃えてナンボじゃい!」「応援してくれや!」「待っててくれや!」と強気な姿勢を見せ、「こんな所に居ながらでも人に元気を与えられると言う事を証明してみせます」と宣言しました。

刑期満了後は、手紙をくれた人への感謝を込めて北海道から沖縄まで“お礼巡りの旅”に出る計画も告白。「誰かの光になると言うのは簡単な事ではないと思います。だけど、やってやれない事はない!!」と、熱い思いをぶつけました。

被害者への思いは? 批判の声止まぬ“自分ファースト”な姿勢

俳優として復帰できるかはわからないとしつつも、「別の方法」を模索する意欲を示し、「世間のどんな辛い風当たりも跳ね返せるような、そんな人間になりたい」「『応援していて良かった』そう思われる人間になりたい」と前向きな言葉が並べられました。

しかし、一連の手紙の内容に対して、ネット上では厳しい声が相次いでいます。

「特殊詐欺で被害者がいることを忘れていないか」「反省の色が見えない」「自己中心的すぎる」といった批判に加え、「刑務所を“休養期間”と表現しているのが信じられない」と、その言葉遣いにも疑問の声が上がっています。

手紙手紙

今回の池田受刑者からの手紙は、更生を期待する声よりも、失望や怒りの声の方が大きい結果となってしまいました。

罪を犯した者が、どのように反省し、償い、社会復帰していくのか。 今回の件は、私たちに改めてその難しさを突きつけるものとなったと言えるでしょう。