イケメン俳優の意外な役どころ! 原型をとどめない衝撃キャラを演じた俳優たち

イケメン俳優といえば、甘いマスクと完璧なスタイルで女性ファンを虜にする存在。しかし、そんな彼らも俳優として、時にはイメージを覆すような意外な役柄に挑戦することがあります。今回は、原作ファンをざわつかせた、イケメン俳優たちの衝撃の役作りをご紹介します。

顔を封印!? 声だけで魅せる名優・玉木宏

映画『ブラックナイトパレード』で、玉木宏さんは主人公を怪しげな世界へ誘う「クネヒト」という謎の人物を演じました。しかし、劇中、玉木さんの顔は一切映りません。黒いサンタ服に身を包み、顔の部分は帽子で覆われているため、その表情を知ることはできません。

一体なぜ? と思うかもしれませんが、実はクネヒトは「顔のない」キャラクターなのです。玉木さんは声のみでその存在感を示し、物語に深い影を落としました。イケメン俳優の顔が見られないのは残念ですが、声だけで観る者を惹きつける、さすがは名優と言わざるを得ません。

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日本人離れした濃い顔がまさかのローマ人に!? 阿部寛のハマり役

俳優・阿部寛さんといえば、日本人離れした彫りの深い顔立ちが特徴です。その個性を活かし、映画『テルマエ・ロマエ』で古代ローマ人の浴場設計技師を演じました。

原作はヤマザキマリ先生による人気漫画で、古代ローマ人と現代日本人の文化交流を描いたコメディ作品です。阿部さんの濃い顔立ちとローマ人のイメージがぴったり重なり、原作ファンからも高い評価を得ました。

「まさか、あの阿部寛がローマ人!? 」と驚いた方も多いのではないでしょうか? しかし、実際に映画を観てみると、そのハマりっぷりに納得することでしょう。

カメレオン俳優・松山ケンイチの体当たり演技! 『珍遊記』で見せた役者魂

俳優・松山ケンイチさんは、その高い演技力で、どんな役にも染まる「カメレオン俳優」として知られています。映画『デスノート』のL役など、ミステリアスな役柄を演じることが多かった松山さんですが、『珍遊記』では、なんとあの伝説の下ネタ漫画の主人公・山田太郎に挑戦しました。

原作は漫☆画太郎先生によるギャグ漫画で、過激な下ネタやブラックジョークが満載の作品です。松山さんは、ハゲヅラにパンツ一丁という衝撃的な姿で山田太郎を熱演し、原作の持つ独特な世界観を見事に表現しました。

この作品での松山さんの体当たり演技は、多くの人の記憶に残るものとなりました。イケメン俳優としてのイメージを壊すことを恐れずに、役柄に真摯に向き合う姿勢は、まさにプロフェッショナルと言えるでしょう。

これらの例からもわかるように、イケメン俳優たちは、時に私たちの予想を裏切るような意外な役柄に挑戦し、その演技力で観る者を魅了しています。彼らの挑戦は、私たちに俳優という職業の奥深さを改めて教えてくれるのではないでしょうか?