石丸伸二氏がサプライズ登場 国民民主党の衆院選ラスト遊説、玉木代表の「前座」で東京駅前に


 JR東京駅前での「マイク納め」は、都知事選の選挙戦最終日に石丸氏自身が行い、数千人を集めて大きな話題になった。

 選挙カーの上にのぼり「東京都民、石丸伸二です。お久しぶりです。引き続き、完全無所属です」と登場した石丸氏に、聴衆も大きく沸き「石丸コール」が飛び交った。石丸氏は、横浜での遊説を終えて移動中の玉木氏が到着する前に「前座」として登壇。「これから大事な飲み会に行こうと思ったら、人だかりができていた。この場所に選挙カーが止まっていて、何か見覚えがあるなと。待て、ついこの前やったなと。これ、もしかしてパクられてます?」と、自身のラスト演説を振り返りながら聴衆を笑わせた。

 石丸氏は「国民民主党への応援ではない」とした上で「(選挙で)よく言われる勝ち負けは、本質ではない。党や候補者には勝ち負けがあるが、有権者にとっては究極、どっちでもいい」と叫んだ。

 その上で「負けがあるとしたら、投票に行かなかった人がいる状態のこと。今回の選挙は、ちょっと盛り上がりを欠いているかもしれないし、投票率が下がるかもしれないが、これが『負け』です」と訴え、「みなさんに、国民に期待します」と、聴衆に投票に向かうよう呼びかけた。

 今回、大幅議席増の予測も出ている国民のラスト演説にも、石丸氏の都知事選ラスト演説をほうふつとされる大観衆が集まった。

 石丸氏が演説を終えた後、選挙カーに上がった玉木氏は、広場を埋め尽くした聴衆を前に「こんなにたくさんの方に集まっていただけるとは思わなかった」と述べ「石丸さんがありがたいことに顔を出してくれて、いろんな形で選挙に行こう、ということを言ってくれた。あらためて拍手を送りたい」と、石丸氏の登場に謝意を示した。

 その上で「今までは選挙の時は常に前から風を感じてきたが、今回は背中からそよ風を感じている。でも、そよ風では日本は変わらない。私は風に乗ろうとは思っていない。風を作ろうと思っているんですよ!」と述べ、支持を訴えた。



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