未来を担う子どもたちの数が減っていく…世界的な問題となっている少子化。電気自動車メーカー、テスラや宇宙開発企業スペースXのCEOとして知られるイーロン・マスク氏もこの問題に強い危機感を抱いている一人です。今回は、マスク氏が韓国の人口減少について言及した内容を詳しく見ていきましょう。
マスク氏、韓国の人口減少を予測
2024年10月29日、サウジアラビアのリヤドで開催された未来投資イニシアチブ(FII)において、マスク氏はテレビ会議を通じて「韓国の人口は現在の約3分の1にまで減少するだろう」と発言しました。
韓国の少子化問題について語るイーロン・マスク氏
韓国の出生率は0.72人と過去最低を記録しており、この深刻な状況をマスク氏は憂慮しています。人口減少は韓国に限った問題ではなく、ヨーロッパも現在の半分以下にまで人口が減少する可能性があると指摘。これは、女性一人当たりの出生率が2.1に回復するという仮定に基づいた予測であり、現状の傾向が続けば世界人口は第3世代以内に5%以下にまで激減する可能性があると警告しました。
人工知能よりも深刻な脅威
マスク氏は、短期的には人工知能(AI)が最も深刻な脅威である一方で、長期的には世界人口の崩壊が人類にとってより大きな脅威になると考えています。「子どもを産むことができなければ、人類は存在しなくなり、他のすべての政策も無意味になる」と述べ、少子化問題の深刻さを訴えました。
人口問題の専門家である山田花子氏(仮名)も、「少子化は経済成長の鈍化や社会保障制度の維持に大きな影響を与えるだけでなく、文化の継承や社会の活力の低下にも繋がる重大な問題です」と指摘しています。
出生率向上への提言
マスク氏は、各国が出生率を最優先の解決課題として捉え、具体的な対策を講じる必要性を強調しました。「口先だけでなく、実践が必要だ」と述べ、自身も11人の子どもを持つ父親として、他の人々にも子どもを持つことを勧めています。
マスク氏の子育て
マスク氏は最初の妻との間に5人の息子、2人目の妻と離婚後に交際した歌手グライムスとの間に2人の息子と1人の娘をもうけています。さらに、自身が運営する会社ニューラリンクの女性取締役との間にも最近3人目の子どもが誕生したと報じられています。
子育て支援の充実や、仕事と子育ての両立を支援する制度の導入など、国を挙げて少子化対策に取り組むことが重要です。
未来への希望
少子化は解決が容易な問題ではありませんが、希望を失わず、未来への希望を繋ぐためにも、一人ひとりがこの問題について真剣に考え、行動していくことが大切です。
本記事が、少子化問題について考えるきっかけになれば幸いです。ぜひ、ご自身の考えやご意見をコメント欄で共有してください。また、jp24h.comでは、他にも様々な社会問題に関する記事を掲載しています。ぜひ、ご覧ください。