今年のワールドシリーズは、ロサンゼルス・ドジャースがニューヨーク・ヤンキースを4勝1敗で下し、見事世界一に輝きました。この結果に、熱狂的なヤンキースファンとして知られる明石家さんまさんは、複雑な心境を吐露しました。11月2日深夜放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」でのことでした。
ドジャースの逆転劇、そしてさんまの落胆
ワールドシリーズ第5戦、ヤンキースは5点リードで迎えた5回裏、思わぬ落とし穴にはまります。中堅手アーロン・ジャッジの落球をきっかけに、先発ゲリット・コールが満塁のピンチを招き、ベッツの平凡なゴロを処理しきれず1点を失います。その後も連打を浴び、同点に追いつかれました。このまさかの逆転劇に、さんまさんは「ワールドシリーズはまさかの4勝1敗でドジャース。まさかって言うたらドジャースファンに怒られんねんけどやなあ…」と嘆き節。コールの痛恨のミスプレーについても、「ファーストゴロ、あんなことあんねんなあ。コールとしては『よっしゃ打ち取った』と思って前に出て、ボテボテやったから、前に出てベース踏んでくれると思ったんやろな。その一つのきっかけから『自分のミスや』ってコールが思ったんで、そこから連打浴びて同点に追いつかれ…」と悔しさをにじませました。
ワールドシリーズ優勝パレードの様子
さんまの夢、大谷翔平の活躍とヤンキースの勝利
村上ショージさんがジャッジの落球について触れると、さんまさんは「ああいうもんやねんなあ。あれだけのスーパースターがな…」と落胆の様子。さらに、「今俺が応援してるのが全部アカンねん」と明かし、「俺は大谷が打ってヤンキースが勝つというのが見たかった。大谷が打ってヤンキースが勝つというのが俺の中で夢やってんけど、大谷も肩亜脱臼してしもて、あんまり打てなくて。ジャッジがあんな状態で、やっとこさホームラン打って、ファインプレーしながら、今度は落球とか。バスケットはステフィン・カリーが肉離れ起こしてしもて、今出とらへん。俺の応援してる人全部…」と肩を落としました。大谷翔平選手の活躍とヤンキースの勝利を願っていたさんまさんにとって、今回のワールドシリーズはまさに悪夢のような結果となってしまったようです。
明石家さんまと大谷翔平選手
スポーツの残酷さとファンの想い
スポーツの世界は時に残酷です。スター選手でさえミスを犯すこともありますし、怪我で力を発揮できないこともあります。それでもファンは、応援するチームや選手に熱い視線を送り続けます。さんまさんの嘆き節は、まさにスポーツファンの心の揺れ動きを映し出していると言えるでしょう。来年こそは、大谷選手とヤンキースの活躍を願うばかりです。