10月27日投開票の衆議院選挙で与党が15年ぶりに過半数を割り込んだことを受け、石破総理の進退が注目されています。最新のJNN世論調査によると、石破総理の辞任について国民の意見は大きく分かれているものの、続投を支持する声が多数を占めていることが明らかになりました。
石破総理、続投への期待が高まる
JNNが行った世論調査では、石破総理の辞任について「辞任する必要がない」と回答した人が71%に達し、「辞任すべきだ」と回答した21%を大きく上回りました。この結果から、過半数割れという結果にも関わらず、石破総理の続投を望む声が国民の間で根強いことが伺えます。
衆議院選挙結果
選挙結果に対する国民の反応は?
今回の衆議院選挙の結果については、「妥当だ」と考える人が53%と最も多く、次いで「野党がもっと議席を伸ばすべき」が22%、「与党がもっと議席を伸ばすべき」が18%となりました。 国民の多くは今回の選挙結果を概ね受け入れている一方で、野党への期待や与党への批判の声も一定程度存在していることがわかります。
JNN世論調査の方法について
今回のJNN世論調査は、RDD方式(Random Digit Dialing)を採用し、固定電話と携帯電話の両方に無作為に電話をかけることで、より正確な民意を反映することを目指しました。調査は11月2日(土)と3日(日)に実施され、18歳以上の男女2371人を対象に行われました。有効回答数は1020人で、回答率は43.0%でした。内訳は固定電話508人、携帯電話512人となっています。
インターネット調査では特定の層に偏った結果が出やすい傾向がありますが、JNNでは電話調査を採用することで、より幅広い層の意見を収集し、有権者の縮図を反映した結果を得るよう努めています。また、自動音声ではなく調査員が直接聞き取りを行うことで、回答の精度向上にも取り組んでいます。固定電話調査においては、年齢層の偏りを防ぐため、居住者の中から無作為に一人を選んで回答を依頼しています。
まとめ:石破総理の続投に期待、今後の政局に注目
今回のJNN世論調査の結果から、石破総理の続投を望む国民の声が多数を占めていることが明らかになりました。一方で、衆議院選挙で与党が過半数を割り込んだという事実も重く受け止め、今後の政局運営に国民の関心はますます高まっています。