衆議院議員総選挙で比例代表当選を果たした元グラビアアイドルの森下千里氏(43)。当選後初のインスタグラム投稿が早くも物議を醸しています。今回は、森下氏の議員としての資質や、今後の活動について考えてみましょう。
選挙後の初投稿で炎上?森下氏の「地元活動」報告
11月7日、森下氏は自身のインスタグラムを更新。自民党の旗を手に路上に立つ写真を公開し、「先週は地元で活動。色々なところに顔出させて頂きました。痩せたねーと心配していただきます。選挙はダイエット効果もあるようです。」とコメントしました。
森下千里氏が自民党の旗を持ちながら路上に立つ写真
この投稿に対し、当選を祝う声や健康を気遣う声がある一方で、「議員としての資質に欠ける」「薄っぺらいコメント」といった批判的な意見も多数寄せられました。
議員としての資質に疑問の声も…過去の炎上騒動を振り返る
森下氏に対しては、出馬当初から議員としての能力を疑問視する声が上がっていました。選挙期間中には、過去に出演したYouTube番組での発言が掘り起こされ、炎上騒ぎに発展。特に、「2ちゃんねる」創始者のひろゆき氏との対談で「食料自給率」の定義について問われた際に、「国内のものをどれだけ食べてもらえるかかな、と思ってます」と答えたシーンが拡散され、「知識不足」と批判を浴びました。
タレント議員への厳しい視線 今井絵理子議員のケースも
森下氏に限らず、元タレント議員に対する世間の目は厳しいようです。SPEEDの元メンバーである今井絵理子議員も、SNSの投稿がたびたび炎上しています。特に、2023年の自民党女性局のフランス研修では、「遊びに行っているだけではないか」と批判を浴び、活動報告を行うと約束したものの、未だに報告がないことも不信感を募らせています。
専門家の見解は?
政治評論家の山田太郎氏(仮名)は、「タレント議員は知名度を生かして選挙で有利に立つことができますが、その分、国民の期待値も高く、厳しい scrutiny にさらされます。政治家としての知識や経験を積み重ね、有権者の信頼を得ることが重要です」と指摘しています。
地元活動への熱意は高く評価も…今後の活動に期待
批判的な意見がある一方で、森下氏の地元活動への熱意は高く評価されています。出身地ではない宮城県石巻市に選挙事務所を構え、東北ブロックから出馬した森下氏は、母親と共に石巻市に移住。「辻立ちクイーン」と呼ばれるほど熱心に地元活動に取り組んでいるようです。
今回の投稿でも、宮城県女川町や東松島市で活動する様子が紹介されていますが、これらの地域を「地元」と表現していることから、地域住民との距離の近さがうかがえます。
森下千里氏が地元で活動している様子
国会議員として真価が問われる時 森下氏の今後の活動に注目
地元活動への熱意は評価されるものの、国会議員として真価が問われるのはこれからです。批判の声に真摯に耳を傾け、政治家としての知識と経験を積み重ね、有権者の期待に応えられるのか。森下氏の今後の活動に注目が集まります。