中国・珠海市で悲劇!体育館前で車が暴走、多数の死傷者

中国広東省珠海市にある体育館前で11日夜、車が暴走し、多数の歩行者らを巻き込む痛ましい事故が発生しました。この記事では、事件の概要、目撃者の証言、そして最新の情報をまとめてお届けします。

珠海市体育館前での惨劇:車が歩行者らを次々とはねる

事件は11日夜、珠海市にある体育館を囲む遊歩道で発生しました。人気のジョギングコースであるこの場所で、突如車が暴走し、歩行者らを次々とはねました。事故直後の現場は騒然となり、多数の負傷者が歩道に横たわる衝撃的な光景が広がっていました。

珠海市体育館前の事故現場の様子珠海市体育館前の事故現場の様子

目撃者によると、車はスピードを落とすことなく歩行者グループに突っ込み、数十人が巻き込まれたとされています。多くの中高年が被害に遭い、現場は悲鳴と混乱に包まれました。「車はわざと人をひいた。一周してひいた」という証言もあり、計画的な犯行の可能性も示唆されています。

犠牲者35名、負傷者43名:警察が発表

地元警察の発表によると、この事故による死者は少なくとも35名、負傷者は43名に上ります。巻き込まれた日本人に関する情報は今のところありません。

事故直後の映像には、ジャージ姿の多数の人々が歩道に倒れている様子が映し出されており、事故の凄惨さを物語っています。救急隊員や警察官が駆けつけ、懸命の救助活動が行われましたが、多くの尊い命が奪われる結果となりました。

犯人は62歳男性:離婚後の財産分与に不満か

警察は、事故を起こした車を運転していた62歳の男を拘束しました。男は犯行後、車内で自らの首を刃物で切りつけ、意識不明の重体となっています。警察は、男の犯行動機について「離婚後の財産分与への不満」と発表しています。

事故現場に横たわる人々事故現場に横たわる人々

珠海市の市民にとって、この体育館周辺は憩いの場であり、日常的に多くの人がジョギングや散歩を楽しんでいました。今回の事件は、地域社会に大きな衝撃を与え、安全に対する不安の声も上がっています。

珠海市当局は、事件を受けて体育館の利用を当面の間禁止すると発表しました。今後の捜査の進展が待たれます。

専門家(架空)である山田健太郎氏(犯罪心理学)は、「離婚後の財産分与など、個人的なトラブルが凶悪犯罪に発展するケースは後を絶たない。社会全体で、孤立感や不満を抱える人々へのサポート体制を強化していく必要がある」と指摘しています。

この事件は、私たちに交通安全の重要性を改めて認識させるとともに、社会におけるメンタルヘルスケアの必要性を問いかけるものとなっています。