K-POPガールズグループNMIXX(エンミックス)の初来日単独公演が2025年1月11日、12日にLaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)で開催されることが発表されました。高級レザーブランド「ロエベ」のグローバルアンバサダーにも抜擢され、世界的な注目を集める彼女たちの日本デビューは大きな期待を集めています。しかし、同時に過去の「独島は我が領土」パフォーマンスが再燃し、オンライン上で大きな波紋を広げています。
「独島は我が領土」パフォーマンスとは?
2024年8月、NMIXXは韓国の人気YouTubeチャンネル「MMTG」に出演。番組内で、複数の楽曲をミックスする「MIXPOP(ミックスポップ)」を披露するコーナーで、「独島は我が領土」を含むメドレーを歌いました。この「独島は我が領土」は、韓国では広く知られた歌ですが、日本では竹島として領有権を主張している地域に関する歌であるため、このパフォーマンスが日本で波紋を呼んでいます。
MMTGでのNMIXX
オンライン署名運動と批判の声
このパフォーマンスを受け、NMIXXの来日公演に反対するオンライン署名運動が開始されました。署名運動は既に2万人を超える賛同を集め、SNS上では「日本の大切な国土を踏んでもらいたくない」「コンサートであの歌歌ってみてよ」といった批判の声が上がっています。
韓国の音楽評論家、パク・ソンホ氏(仮名)は「K-POPアイドルのパフォーマンスは、国内外で大きな影響力を持つ。政治的なメッセージを含むパフォーマンスは、特に慎重な配慮が必要だ」と指摘しています。
日本でのK-POPと政治的軋轢
K-POPは日本で大きな人気を博していますが、一方で政治的な問題が度々話題となっています。2018年には、BTSのメンバーが原爆がプリントされたTシャツを着用し、物議を醸したことも記憶に新しいところです。今回のNMIXXの騒動も、今後のK-POPアイドルの活動に影響を与える可能性があります。
NMIXX来日公演ポスター
NMIXXの対応と今後の展望
NMIXX側はまだこの件に関して公式なコメントを発表していません。今後の対応次第では、来日公演の中止も検討される可能性があります。彼女たちの日本デビューを待ち望んでいたファンにとっては、複雑な心境でしょう。
今回の騒動は、K-POPアイドルと政治的な問題の難しさを改めて浮き彫りにしました。文化交流と政治的対立の狭間で、K-POP業界は今後どのように対応していくのでしょうか。