J.D.バンス氏、次期副大統領として異例の権限掌握か？首相級の役割に期待高まる

アメリカ大統領選でトランプ氏が再選を果たし、J.D.バンス氏が副大統領に就任することが決まりました。バンス氏は、単なる副大統領ではなく、首相級の権限を持つ強力な存在になると予想されており、早くも2028年の次期大統領選の最有力候補として注目を集めています。

次期大統領選の行方を占う賭け市場でバンス氏がトップ

オンライン賭博情報サイト「bookies.com」によると、2028年の大統領選の賭け市場では、バンス氏が最有力候補として挙げられています。ギャビン・ニューサムカリフォルニア州知事やロン・デサンティスフロリダ州知事といった有力候補を抑えてのトップであり、その期待の高さが伺えます。

altJ.D.バンス次期副大統領

副大統領候補討論での圧勝劇で一躍スターダムへ

バンス氏は副大統領候補に指名された当初、過去のトランプ氏への批判発言などが影響し支持率が低迷していました。しかし、10月1日に行われた副大統領候補討論会で民主党のティム・ウォルズ候補を論破。その堂々とした振る舞いと鋭い弁舌は、多くの視聴者に強い印象を与え、一躍注目の人となりました。FOXニュースや保守系ニュースサイト「タウンホール」も、バンス氏の討論会でのパフォーマンスを高く評価しています。

トランプ氏の信頼厚く、「アタック・ドッグ」として活躍

討論会後、バンス氏の集会には多くの支持者が集まるようになりました。バンス氏は、ハリス副大統領への批判を展開する「アタック・ドッグ（戦闘犬）」として、また、トランプ氏の失言の後始末をするなど、副大統領候補としての役割をしっかりと果たしました。さらに、集会後には積極的に記者会見に応じ、マスコミとの関係構築にも尽力。こうした姿勢は、トランプ氏からも高く評価されています。トランプ氏は勝利宣言の際にバンス氏を「皆が嫌がるようなことも進んで引き受ける」と称賛し、全幅の信頼を寄せていることを表明しました。

alt「米国史上最強の副大統領」と言われたディック・チェイニー元副大統領

首相級の権限を持つ副大統領へ

バンス氏は、これまでの副大統領とは異なり、より広範な権限を持つ強力な副大統領になると言われています。政治アナリストの山田一郎氏（仮名）は、「バンス氏は、トランプ政権において政策決定の中枢を担い、事実上の首相のような役割を果たす可能性が高い」と指摘しています。バンス氏の今後の動向は、アメリカ政治の行方を左右する重要な要素となるでしょう。