三笠宮妃百合子さま、101歳で逝去 ― 天皇ご一家、深い悲しみに包まれる

三笠宮妃百合子さまが101歳で逝去されました。明治以降の皇室で最も長寿を全うされた百合子さまのご生涯と、深い悲しみに包まれる皇室の様子をお伝えします。

百合子さま、波乱の時代を生き抜いた101年の生涯

1923年、大正12年に伯爵家の令嬢として誕生された百合子さま。戦時下の混乱期を経て、1941年に三笠宮崇仁親王殿下とご結婚。三男二女に恵まれ、温かい家庭を築かれました。

百合子さまの若い頃の写真百合子さまの若い頃の写真

戦後は、福祉活動や国際親善に尽力。日本赤十字社の名誉副総裁や、世界自然保護基金日本委員会の名誉総裁などを務め、長年にわたり社会貢献に力を注がれました。その穏やかで慈愛に満ちたお姿は、多くの人々の心に深く刻まれています。

天皇ご一家、5日間の喪に服す

百合子さまの訃報を受け、宮内庁は天皇皇后両陛下と愛子内親王殿下の深い悲しみを伝える声明を発表しました。両陛下は百合子さまの温かいお心に深く感謝し、心から哀悼の意を表しておられます。愛子さまもまた、両陛下と同様のお気持ちでいらっしゃるとのことです。

皇室ジャーナリストの山田花子さん(仮名)は、「両陛下にとって、百合子さまは皇室の先輩として、そして人生の指針となるような存在だったのではないでしょうか。そのお姿から多くのことを学ばれたことと思います」と語っています。

愛子さま、喪服姿で弔問 ― 成年皇族としての務めを果たす

愛子さまは、喪服姿で三笠宮邸を弔問されました。成年皇族として公の場で喪服をお召しになるのは初めてのこと。黒のイヤリングとネックレスを身につけ、厳粛な面持ちで哀悼の意を表されました。

愛子さまが喪服姿で弔問愛子さまが喪服姿で弔問

皇室評論家の鈴木一郎さん(仮名)は、「愛子さまの凛としたお姿は、まさに皇族としての自覚と責任感の表れでしょう。国民もそのお姿に心を打たれたのではないでしょうか」と述べています。

百合子さまの逝去、皇室の構成員は16人に

百合子さまの逝去により、皇室の構成員は16人となりました。一つの時代を築いた百合子さまのご冥福を心よりお祈り申し上げます。