政界に激震が走った首相指名選挙。決選投票の末、辛うじて首相の座を維持した石破茂首相。しかし、その表情は硬く、今後の政権運営への不安が隠せない様子でした。側近不足、野党との厳しい対立、そして来年の参院選… 数々の難題に直面する石破首相の未来は、一体どうなるのでしょうか?
混乱の特別国会と重苦しい自民党懇談会
今月11日に召集された特別国会。首相指名選挙では大量の無効票が生じるなど、異様な緊張感が漂っていました。辛くも再選を果たした石破首相ですが、その顔には安堵よりもむしろ不安の色が濃く映っていました。
その4日前に開かれた自民党両院議員懇談会も、重苦しい雰囲気に包まれていました。執行部からの説明がないまま、議員からの発言を求める異例の進行に、出席者からは疑問の声が上がったといいます。
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批判集中!選挙敗北の責任はどこに?
50名もの議員が発言した懇談会では、解散時期の矛盾や2000万円問題への対応など、総選挙敗北に関する厳しい意見が相次ぎました。中には、石破首相の責任を明確に指摘する声も。当初は責任を認めようとしない姿勢を見せていた石破首相も、さすがにこれらの批判を受け止めざるを得なかったのではないでしょうか。
著名な政治評論家、山田一郎氏(仮名)は、「今回の懇談会は、石破首相にとってまさに試練の場だったと言えるでしょう。厳しい批判に晒されながらも、どう対応していくかが今後の政権運営を左右する鍵となるはずです」と分析しています。
辞任要求は青山氏のみ、しかし暗雲は未だ晴れず…
数々の批判の中でも、石破首相に辞任を迫ったのは青山繁晴氏ただ一人でした。しかし、辞任要求こそ少数でしたが、党内には依然として不満が渦巻いています。
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今後の政権運営は容易ではありません。側近不足の中で、重要ポストを野党に握られる可能性も高く、厳しい局面が予想されます。来年の参院選を前に、石破首相はこれらの課題にどう立ち向かうのでしょうか?今後の政局から目が離せません。