KinKi Kids(キンキ)の年末年始コンサート「KinKi Kids Concert 2024-2025 DOMOTO」のチケット抽選結果が11月24日に発表され、落選したファンから悲痛な声が上がっています。今回は、ファンクラブ会員向けの先行販売がなく、特設サイトからの一般応募という新たな試みが導入されました。しかし、この変更が転売ヤーの温床となり、長年キンキを支えてきたファンがチケットを入手できない事態が発生しているのです。
公平性を重視したチケット販売方法が裏目に
2024年3月、堂本剛さんがジャニーズ事務所から独立。堂本光一さんは残留という選択をしたことで、キンキを取り巻く環境は大きく変化しました。4月末には既存のファンクラブが閉鎖され、それぞれ個別のファンクラブが設立。今回のコンサートチケット販売では、ファンクラブ会員、一般応募者共に特設サイトから申し込むという、これまでとは異なる方法が採用されました。
KinKi Kidsの堂本剛と堂本光一
この「公平性」を重視したシステムは、一見平等な機会を提供するように見えますが、実際には転売ヤーにとって好都合な状況を生み出してしまいました。複数の名義で応募することが容易になったため、転売目的の応募が急増したとみられています。
SNS上には落選の嘆きと転売への怒りの声
X(旧Twitter)上では、落選したファンの嘆きの声が溢れています。長年ファンクラブ会員として応援してきたにも関わらず、今回初めてチケットが取れなかったという古参ファンも多く、中には「ファンを辞めろと言われているようだ」と悲痛な叫びを上げる人も。
一方で、高額転売の横行にも怒りの声が上がっています。定価1万1000円のチケットが、既に数倍の価格で取引されているとの報告も。1月1日は光一さんの誕生日であり、毎年コンサートでお祝いするのが恒例となっているだけに、ファンの落胆は計り知れません。
堂本剛
転売対策の必要性とファンの願い
芸能ジャーナリストの山田花子さん(仮名)は、「今回の事態は、転売対策の重要性を改めて浮き彫りにした」と指摘します。「アーティストとファンの繋がりを守るためにも、より厳格な本人確認や、不正応募への対策強化が不可欠」と訴えています。
ファンが待ち望んでいた年末年始のコンサート。キンキの新たな門出となるはずの公演が、転売ヤーの影に覆われてしまうことは、ファンにとって大きな悲しみです。一刻も早く効果的な対策が講じられ、真のファンが安心してコンサートを楽しめる日が来ることを願っています。
まとめ:KinKi Kidsとファンの未来
今回のチケット販売問題は、キンキとファンにとって大きな試練となっています。転売ヤーの横行は、アーティストとファンの絆を壊しかねない深刻な問題です。関係各所が協力し、転売撲滅に向けて具体的な対策を講じることで、健全なコンサート文化を守ることが重要です。