BLACKPINKのロゼが、ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューでアイドルとしての成功の裏に隠された苦悩を赤裸々に語りました。グローバルヒット曲「APT.」での快挙達成の裏で、彼女はどのような葛藤を抱えてきたのでしょうか。本記事では、ロゼの練習生時代、孤独感、そしてネットいじめに対する率直な思いに迫ります。
過酷な練習生時代と孤独感
ロゼは、K-POPアイドルとして成功を収めるまでの道のりが決して平坦ではなかったことを明かしました。毎朝9時半に起床し、深夜2時まで続くボーカル、ダンス、語学などのレッスン。2週間に1日しかない休暇も、家族と離れて暮らす彼女にとっては孤独を深める時間だったといいます。
BLACKPINK ロゼ
「夢を追いかける裏側には、大きな孤独がありました。それはトラウマになるほどの経験でしたが、私は生き延びました」と、ロゼは当時を振り返ります。ニュージーランドで生まれ、8歳でオーストラリアに移住、その後単身韓国へ渡った彼女にとって、「失敗は許されない」というプレッシャーは計り知れないものだったのでしょう。
完璧主義が生んだ苦悩
「常に完璧な姿を見せるよう訓練されてきました。ファンとのオンライン交流でさえ、完璧な答えを準備していました」と語るロゼ。完璧主義を追求するあまり、自身の感情や経験を素直に表現することが難しかったといいます。
著名な音楽評論家、田中一郎氏は「K-POPアイドルは高度なパフォーマンスを求められる一方で、感情表現を抑圧される傾向がある」と指摘しています。ロゼの告白は、K-POP業界の光と影を改めて浮き彫りにするものでしょう。
ネットいじめへの涙
インタビューの中で、ロゼはK-POP女性アーティストが直面するネットいじめ問題について問われ、涙を流しました。
「私は意志が強い人間なので、感情的になりたくありませんでした。物事の影響を受けないように、賢くあろうと心がけてきました。しかし、実際に自分が標的になった時、その辛さを実感しました」
KPOPアイドルの苦悩
かつてはネットいじめを他人事のように見ていた彼女も、自身 が被害者となったことで、その深刻さを身をもって知ることになったのです。
私たちにできること
ネットいじめは、誰にとっても深刻な問題です。心無い言葉は、時に取り返しのつかない傷を残します。匿名性の高いインターネット空間だからこそ、一人ひとりが責任ある行動を心がける必要があるのではないでしょうか。
最後に
「APT.」での成功を機に、世界的なスターダムにのし上がったロゼ。しかし、その輝きの裏には、想像を絶する努力と苦悩があったことが明らかになりました。彼女の告白は、K-POP業界の現状、そしてネットいじめ問題について改めて考えるきっかけを与えてくれます。
