兵庫県知事、斎藤元彦氏のパワハラ疑惑をめぐる告発文書問題。元県民局長の自殺という痛ましい出来事を背景に、疑惑の真相究明を求める声がますます高まっている。NHK党副党首であり元衆議院議員の丸山穂高氏が、独自に入手したとされる元県民局長の公用パソコンデータに基づき、新たな見解をYouTubeで発表した。jp24h.comでは、この問題の経緯と丸山氏の発言内容を詳しく解説する。
斎藤知事パワハラ疑惑とは?告発から自殺、そして情報公開へ
2024年3月、兵庫県のある元県民局長が斎藤知事のパワハラ疑惑を告発する文書を作成し、複数のメディアに送付した。これを受け、斎藤知事は告発者を特定し、元県民局長を懲戒処分。その後、7月に元県民局長は自殺という悲しい結末を迎えた。
県議会は真相解明のため百条委員会を設置。NHK党党首の立花孝志氏も知事選に立候補しながら斎藤知事を支援するという異例の行動をとった後、11月29日、元県民局長の公用パソコンの中身とされるデータをX(旧Twitter)とYouTubeで公開した。
元県民局長のPCデータとされるファイル
丸山穂高氏、独自の情報源からデータ入手し分析
12月3日、丸山氏は自身のYouTubeチャンネルで、立花氏とは別の情報源から元県民局長の公用パソコンデータを入手し、内容を確認したと明かした。公益通報者保護法や著作権法に抵触しないよう慎重に発言する姿勢を示しながらも、独自の分析結果を公表した。
タイムスタンプ問題の真相は?
立花氏が公開したデータのファイルタイムスタンプが全て3月25日となっていた点について、丸山氏は人事課がUSBでコピーする際にデータが暗号化され、タイムスタンプが更新されたためだと説明。実際に作成日時と更新日時が異なるファイルのプロパティを提示した。
データの内容は?不倫記録からクーデター疑惑まで
丸山氏によると、データには元県民局長と不倫相手とのやり取りやデート記録とみられる内容、告発文書、そして井戸敏三前知事から斎藤知事への交代劇を「クーデター」と表現した記録が含まれていたという。
これらの内容を踏まえ、丸山氏は斎藤知事による元県民局長の処分について「腹に落ちた」と述べ、「全ての情報を明らかにした上で議論すべきだ」と強調。知事が疑惑を隠蔽するために処分したという見方は正しくないとし、データの内容を見れば処分もやむを得ないと感じたという見解を示した。
丸山穂高氏のYouTubeチャンネル
疑惑の真相はどこに?今後の展開に注目
元県民局長の自殺という悲劇、告発文書の内容、そして今回明らかになったパソコンデータ。様々な情報が錯綜する中、真実はどこにあるのか。今後の捜査や情報公開によって、事件の全容解明が期待される。jp24h.comでは引き続きこの問題を追跡し、最新情報をお届けしていく。