【エルサレム共同】イスラエル軍は9日、アサド政権が崩壊したシリアへの攻撃を続け、150カ所以上の軍事拠点を空爆した。化学兵器やミサイルを標的にしているとされ、アサド前政権軍から反体制派に渡る可能性があるものを「すべて破壊することが目的」。イスラエルメディアが伝えた。
イスラエルのネタニヤフ首相は、シリアから奪った占領地ゴラン高原について「永遠にイスラエルの不可分の領土であり続ける」と強調。1期目の2019年にゴラン高原のイスラエル主権を承認したトランプ次期米大統領への感謝も述べた。
ニューヨーク・タイムズ紙によると、イスラエル軍はゴラン高原の非武装地帯を越え、シリア側に進軍している。