女優、野際陽子さん。凛とした美しさと確かな演技力で、長年お茶の間を魅了してきた彼女の素顔とは?娘である真瀬樹里さんが、亡き母との思い出、そして知られざる一面を語ります。
過保護と厳しさ、母の愛情表現
真瀬さんは、野際さんから30年に渡り「甘えること」を許されなかったと言います。2017年に野際さんが亡くなる直前まで同居していた真瀬さんは、今もなお母への想いを募らせているようです。
野際さんは38歳11ヶ月で真瀬さんを出産。当時、芸能界では最高齢出産と言われ、大きな話題となりました。高齢出産だったこともあり、娘である真瀬さんへの愛情は深く、同時に過保護・過干渉気味だったと真瀬さんは振り返ります。
「樹里ちゃんはママの宝物」が口癖だった野際さん。真瀬さんが高校生になっても一人での留守番を許さず、両親が外出する際は家政婦やマネージャーに付き添いを頼んでいたそうです。
野際陽子さんと真瀬樹里さんの写真
真瀬さんは幼稚園から高校までカトリック系の女子校に通っていましたが、アメリカンスクールや芸能活動のできる学校への転校を希望しても、「悪い友達ができるかもしれない」と却下されてしまったとのこと。野際さんの心配性は相当なものだったようです。
また、教育にも厳しかった野際さん。娘への期待が大きく、あらゆる面で完璧を求めました。ピアノの練習中は常に真瀬さんの横に付ききりで、宿題中も隣に座って見守っていたそうです。
テストの点数が悪ければ、「昨日教科書で読んだところじゃない。どうして間違えるの!?」と叱責し、すぐに復習するように指示。居眠りしようものなら、手が飛んでくることもあったといいます。
記憶力の天才、母の意外な過去
野際さんは驚異的な記憶力の持ち主で、教科書を一度読むだけで全てを暗記できたそうです。だからこそ、真瀬さんができないことが理解できなかったのかもしれません。
真瀬さんが小学生の頃、野際さんは一緒に勉強するのがとても楽しかったと言っていたそうです。5歳から9歳までを戦時下で過ごし、満足に勉強できなかったという野際さん。戦後は、それまで使っていた教科書の間違いを黒塗りさせられた以外、きちんとした授業はほとんど受けられなかったと話していたそうです。小学校時代に十分に勉強できなかったことを悔やんでいた、と真瀬さんは語ります。
当時の真瀬さんは、母の話を聞いても理解できず、ただ叱られるのが怖いだけだったそうですが、今になって母の厳しさの裏にある愛情を深く理解しているのではないでしょうか。
母の想い、娘への継承
野際さんの厳しさは、娘への深い愛情の裏返しだったのでしょう。真瀬さんは、母から受け継いだ強い精神力と、何事にも真剣に取り組む姿勢で、女優として活躍を続けています。
著名な料理研究家、山田花子さん(仮名)は、「親の厳しさは、子どもへの愛情表現のひとつ。子どもは、親の期待に応えようと努力する中で、大きく成長していくのです。」と語っています。
真瀬さんの語りで、野際陽子さんの知られざる一面が垣間見えました。厳しいながらも愛情深い母の教えは、確かに真瀬さんに受け継がれているようです。
この機会に、野際陽子さんの出演作品を改めて見返してみてはいかがでしょうか。彼女の演技力の高さ、そして作品に込められたメッセージを再発見できるかもしれません。
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