将棋界のトップ棋士、渡辺明九段がA級順位戦でまさかの途中投了。その理由は左膝の痛み。一体何が?実は前十字靭帯断裂という重傷を抱えていたことが、妻である漫画家・伊奈めぐみさんの漫画「将棋の渡辺くん」で明らかになりました。この記事では、渡辺九段の怪我の真相、そして正座による影響について詳しく解説します。
長時間正座が原因?渡辺九段、前十字靭帯断裂の衝撃
2024年8月13日、千田翔太八段とのA級順位戦に挑んだ渡辺明九段。しかし、左膝の激痛により無念の途中投了となりました。渡辺九段は自身のX(旧Twitter)で謝罪と経緯説明を行い、手術が近いことを明かしました。
渡辺明九段の対局写真
その後の伊奈めぐみさんの漫画「将棋の渡辺くん」で、驚くべき事実が判明。なんと、渡辺九段の前十字靭帯は、長年の正座によって既に7割程度断裂していたというのです。さらに、半月板も損傷していることが明らかになり、将棋ファンの間には衝撃が走りました。
将棋界の伝統「正座」に疑問の声
今回の渡辺九段の怪我を受け、将棋界の伝統である「正座」に対する疑問の声が高まっています。長時間の正座は膝への負担が大きく、棋士の健康を脅かす可能性があるという指摘も。椅子対局への移行を求める声も上がっており、今後の将棋界の動向に注目が集まっています。
専門家の見解は?
整形外科医の山田先生(仮名)は、「長時間の正座は膝関節に大きな負担をかけ、靭帯や半月板の損傷につながる可能性がある。特に、渡辺九段のように長年正座を続けてきた棋士は、慢性的な膝の痛みを抱えているケースも多い」と指摘しています。
渡辺九段の復帰はいつ?今後の展望
渡辺九段は7月から藤井聡太王位への挑戦が決まっていたため、手術を延期していました。今回の順位戦を最後に手術を受ける予定とのこと。ファンの間からは一日も早い復帰を願う声が多数寄せられています。
伊奈さんの漫画では、渡辺九段が「今病院行ってきたら前十字靭帯断裂だって」と診断結果を告げている様子が描かれています。さらに、「正座のせいで元々7割くらい切れてたんじゃないかと」という衝撃の告白も。
伊奈めぐみさんの漫画「将棋の渡辺くん」
渡辺九段の早期回復と、将棋界の更なる発展を心より願っています。