【ダマスカス共同】シリア人権監視団(英国)は13日、アサド政権崩壊に伴い、シリア各地で治安が悪化していると伝えた。中部ハマや北部アレッポなどで武装勢力による住民への襲撃が相次いでいるという。首都ダマスカスなどへのイスラエル軍の空爆もあり、混乱は当面続きそうだ。
監視団によるとハマ郊外では武装集団が民家を襲い5人を殺害。別の村でも11人が処刑されたとしている。アレッポでは男性が銃撃で死亡し、南部スワイダでも男性が遺体で見つかった。監視団は「これらはシリア全土での混乱拡大と同じ時期に起きた」と指摘した。
またダマスカスなどの軍事拠点6カ所にイスラエル軍の空爆があった。