救助の乗務員「着陸したようだったが記憶がない」 韓国旅客機事故


【写真まとめ】着陸に失敗し、務安国際空港で炎上する旅客機

 聯合ニュースによると、救助された乗務員は「どこが痛いか」という医師の質問に、「何が起きたんですか」と問い返した。なぜ、病院に搬送されたのかも理解できていない様子だったという。

 この乗務員は旅客機の後部で乗客へのサービスを担当。左肩を骨折し、頭部などにもけがをしたが、意識ははっきりしており、歩くこともできる状態だという。

 29日の事故は午前9時過ぎに発生。胴体着陸を試みて失敗し、滑走路を離脱して外壁に衝突、炎上した。韓国消防庁によると、少なくとも85人の死亡を確認、生存者2人が救助された。済州航空によると、旅客機に乗っていたのは乗客175人と乗務員6人の計181人。【渋江千春】



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