働かないおじさん?実は最強人脈の持ち主!~意外な武器で会社を救う~

現代社会でよく耳にする「働かないおじさん」。本当に役に立たない存在なのでしょうか?今回は、東洋経済オンラインで連載中の漫画『真面目なマジメな真締くん』から、あるエピソードを基に、意外な一面を持つ「働かないおじさん」の魅力に迫ります。

パッとしないおじさんの意外な過去

オフィスでパソコン操作に苦戦する乙原さん。周囲の若い社員からは「仕事できない」「老害」と陰口を叩かれ、まるで会社のお荷物のように扱われています。そんな乙原さんを見て、同僚の柔木さんは心を痛めていました。

乙原さんがパソコン操作に苦戦している様子乙原さんがパソコン操作に苦戦している様子

実は乙原さん、若い頃は凄腕の営業マンとして活躍していたのです。一体なぜ、彼は変わってしまったのでしょうか?

人脈こそ最強の武器

乙原さんは、過去の栄光にすがるでもなく、現状を受け入れているように見えました。しかし、会社が大きなピンチに陥った時、彼の真価が発揮されます。長年培ってきた人脈を駆使し、あっという間に問題を解決してしまったのです。

誰もが予想だにしなかった乙原さんの活躍。まさに「人脈こそ最強の武器」と言えるでしょう。現代社会では、パソコンスキルや専門知識だけでなく、良好な人間関係を築くことも重要です。乙原さんのように、一見役に立たないように見える人でも、実は貴重な人材である可能性を秘めているのです。

経験と人脈は会社の宝

漫画の作者、まるいがんも氏も、自身の会社員経験を元にこのエピソードを描いたと語っています。「過去の頑張りだけで今の評価が決まるわけではない」という意見も理解できるとしながらも、ベテラン社員の持つ経験と人脈の重要性を改めて認識させられる作品となっています。

営業の極意とは?

まるいがんも氏は営業経験がないものの、営業を受ける立場として、「他社との差別化が重要」だと感じているそうです。価格、品質、サービスなど、顧客に選ばれるための明確な「売り」が必要不可欠なのです。これは、ビジネスの世界だけでなく、人間関係にも通じるものと言えるでしょう。

過去の経験を未来へ繋ぐ

乙原さんのように、過去の経験を活かし、人脈を築き上げてきた人は、まさに会社の宝です。若い世代は、彼らの知識や経験を吸収し、未来へと繋いでいく必要があります。そして、ベテラン社員もまた、若い世代の柔軟な発想や新しい技術を取り入れ、共に成長していくことが大切です。

会社という組織は、様々な個性を持つ人々が集まり、それぞれの能力を発揮することで成り立っています。「働かないおじさん」と決めつけるのではなく、彼らの隠れた才能に目を向け、共に働く喜びを分かち合える社会を目指したいものです。